2014年7月29日火曜日

美術大学進学 大学説明会

 暑い日が続きますね。これから8月にもなるし、残暑もあると考えると、乗り越えるために相当な覚悟が必要になりますね。

 先日27日(日)に、東京の四美術大学の先生方が福岡中央美術に来校されて大学説明会を行ってくださいました。各大学共にユニークで熱気あるご紹介をして頂きありがとうございました。その中で皆さん口を揃えてお話頂いたことは、「いける大学より、行きたい大学を目指す」ことでした。確かに昨今の大学受験事情は、ところを選ばなければ入学できる大学はたくさんあります。それを何故あえて厳しい勉強と競争がある受験を勝ち抜いて「行きたい大学」を目指すのか。そのような話を興味深く語ってくださいました。

 熱い話をする多摩美術大学の和田先生です。熱気にあてられてやる気が出てくる学生も多いですね。それだけ向上心にあふれた学生が大学に多い表れなのでしょう。

 改めて大学の内容や、違う専攻の話を聞いて興味を持った学生も多いようです。併願が出来るのであれば、多様な選択肢が広がる事は良いのかもしれませんね。受験担当する先生は大変になりますが(笑)。

 東京造形大学は、丁寧に一人ずつ、そして一点ずつ資料を紹介して下さいます。九州では武蔵美や多摩美と違ってあまり認知度が高くないようですね。東京に進学すると、同じレベルでもあるし、人気の高い大学です。

 武蔵野美術大学の先生は入試作品の解説から、美術の世界まで幅広く語ってくださいました。今年も志望者が多い大学ですね。皆さん頑張りましょう。

 説明会には保護者の方もたくさん来てくださいました。夏季講習会には、近隣県から参加する学生もいるので、この機会に大学の見聞を広げる事が出来てとてもよかったです。

 保護者の方々の美大進学に対するご質問で多いのは、美術の世界は食べていく事が難しいのでは…とよく言われます。九州にいると生活環境や学びの場で美術に携わる機会が少ないので、そう思われるのかもしれません。しかし生活の中の様々なシーンの中でデザインや美術が密接に関わっており、またそれらは現代のデザイナーや美術家が現に作り続けているものです。
 今回来校頂いた女子美術大学、東京造形大学、武蔵野美術大学、多摩美術大学は美術の世界で活躍出来る人材を輩出し続けています。是非遠い世界と考えずに、やりたい夢を現実に出来る勉強を美術大学で行いましょう!

2014年7月24日木曜日

 7月27日(日)に福岡中央美術にて行われる、美術大学進学の大学入試説明会ご案内。



 自分が進学したい大学だけでなく、様々な大学の学びを知ることで、進学に対する気持ちが新たになる事でしょう。また、今まで知らなかった入試内容や実技レベルをしっかり把握できる良い機会です。本人だけでなく保護者の方の参加も大歓迎です。事前予約は不要ですので、お気軽にご参加されて下さい。

制作への集中

 夏季講講習会が始まると同時に、福岡も梅雨明けとなり、暑い日が続きますね。夏バテしないように体調管理をしっかりして学生の皆さんには制作に臨んでほしいと思います。

 今日は夏季講習会1期の制作風景をご紹介したいと思います。デザイン平面系では、色彩構成の課題が始まっており、今日の講評に向けて丁寧な塗り作業を進めています。

 こちらは国公立平面の課題の学生です。モチーフの写実性を平面構成の中でどのように生かすか工夫しなければなりません。

 変わって私大平面系の平面構成です。国公立平面に比べて図案・デザイン性がより強調された内容が求められています。

美術・教育系は、静物課題で、油彩を描く人が多いですね。初日なので、キャンバスに描きたい気持ちを抑えて、しっかりとエスキースです。

 モチーフも、それぞれの学生が取り組みやすいような、現象やフォルムの面白いものを今の時期は意識して先生方は組んでいるようです。入試になると、単調なモチーフから自分の魅力を引き出さなくてはなりません。今魅力あるモチーフを描くことで、自分の画面の魅力を引き出す訓練をしているのでしょう。




2014年7月22日火曜日

夏季講習会の夜間

 おはようございます。
 今日は夏季講習会の夜間の風景をご紹介したいと思います。夏季講習会などの講習会は、現役生の人達にとっては、浪人生や様々な受験生と切磋琢磨しあう貴重な時間です。けれど、高校の補習授業があったりとなかなか時間が作れないのも事実です。
 夜間での講習は、そのような忙しい学生のための時間です。また昼の時間と違う先生から指導を受けて、自分の表現の幅を広げる浪人生の姿も良く見ます。

 講習会初日なので、先生から課題の説明と、初心者には画材の説明をしっかり説明します。やっぱり、初めての人は何でも不安なものです。丁寧に画材の事を知ることは、これから実技を上達させていくうえでとても大切です。

 美術系の静物課題の様子です。早く画面に描きたい気持ちを抑えて、まずはじっくりクロッキーブックにエスキースを行います。ここで完成のイメージを一度考えて見ることは、制作を進めるのにとても役に立ちます。

 夏季講習会では、九州大学芸術工学部志望者の問い合わせも多く、夏季講習会内の基礎科で、九大芸術工学部コース対応に当たります。夏の時期に実技体験を行っておくことは、学科勉強とのバランスを図る上でも重要です。まだ実技を始めたことがない人は、すぐにでもお問い合わせください。入試傾向のみならず、デッサン基礎から丁寧に実技指導を行います。


2014年7月21日月曜日

OBが朝日広告賞グランプリ受賞!

 朝早くにびっくりするようなニュースが飛び込んできました!
福岡中央美術デザイン・工芸科で勉強し、現役で武蔵野美術大学基礎デザイン学科に進学した江口昌宏さん(筑紫丘卒)が、第62回(2014年)朝日広告賞一般公募の部にて、グランプリを獲得しました!
江口さんは武蔵野美術大学に進学後、電通に入社して2年目の快挙となりました。
 
グランプリ作品 出光興産「ニッポンに、エネルギーを。」
 
 「一般公募の部」の応募総数は1,111点。候補作品が30点余りに絞られた段階で中間講評を実施。各審査委員から注目した作品への感想や推薦理由が述べられた。上位作品の決定においては審査委員の意見が分かれ、白熱した議論が繰り広げられた。
 
 だそうです。すごいですね。江口さんも含め、美術大学に進んだ人すべてだと思いますが、就職が決してゴールではなくて、自分のその時その時の立ち位置の中で、常に力を、自分の力を発揮しようとする姿勢に頭が下がります。
 
これから美術大学を目指す皆さんへの良い道標になることでしょう。おめでとうございました!
 
江口昌宏さんのインタビュー記事は、

夏季講習会始まりました!

 熱い、実技力を伸ばす夏季講習会が始まりました!

今日は初日ということで、各コースの先生方からコースの実技内容や課題の諸注意、講習会の進め方等、解説がありました。学生たちは少し緊張した面持ちで、先生の話を聞いていました。


 デザイン科の課題は特に内容の読み違えがないようにしないといけないので、しっかり話を聞いています。条件内の読み取りがとても大切です。
 
 油画・絵画系の課題は静物デッサンからです。こちらも初日のスタートで重要なエスキースをじっくり取り組んでもらいます。画面の入り方や構図はしっかり考えて考えすぎるということはありません。
 
 どちらも夏の時期に制作の序盤に当たる準備やエスキースをしっかり確立していきましょう。これから盛り上がる夏季講習会の様子をブログでどんどん紹介したいと思います。楽しみにしていてください。