2014年11月25日火曜日

九大芸工AO入試実技対策ゼミ第4回

 本日は九州大学芸術工学部AO入試実技対策ゼミ第4回の様子をご紹介したいと思います。過去3回の講座を通じて、基礎デッサンを学んだ学生は、今回の受講で各設計の求められる課題の対策を行いました。

 画像設計は、近年の入試傾向からしっかりとしたデッサン実技力が求められており、継続して卓上デッサンの養成を図っています。

 環境設計では、実際に作成した立体物を更にデッサンに置き換える課題となっています。立体制作とデッサンの時間配分がとても重要です。

 基本的な立体制作も、初めての人にとってはとても難しく感じられます。カッターナイフの扱い方や、素材の加工、接合面の工夫などを一人一人丁寧に指導します。

 情報設計は、新聞などを素材としてコラージュを行いました。様々な情報や記号を受講生個々が再構成し、与えられたテーマに合うように画面を作ります。

 テーマを表すことも大切なのですが、加えて色彩感覚や必要な情報の優先順位を画面の中で伝える事が出来るか、「デザイン」する力が求められています。

 今回の講評は課題別に分かれて行いました。福岡中央美術では九大芸工AO入試対策に多くの先生が担当として入っています。当日は3人の先生に入って頂いたので、個別の講評や個人の疑問点に深く切り込む事が出来ました。

 卓上デッサン(画像)の講評風景です。設計は違えども求められる評価点は共通しているので、他の人の講評もしっかり聞いて、自分自身が講評する眼を養いましょう。そうすると制作中でも客観的な視点が生まれて、より正確なデッサンが可能となるでしょう。

個別の講評風景です。全体講評で分り難かったことをとことん聞いています。

 また別の講評風景(工業)です。先生が多くいることで、少しずつ自分の考えや批評する眼が養われています。実技の初期段階では、一人の先生にじっくり教わる事も大切です。そしてその後は、大学生になる皆さんなので、自己を確立するためにも様々な意見や講評の中から自分に必要なもの、納得するものを見つけて欲しいと思います。
 もちろん講師陣は、実技経験が豊富なので、伝えるアプローチが違えど講評のポイントは必ず同じ部分が多く出ている事でしょう。その点に気付けると、実技力はかなり上がっていることでしょう。

 次回の第5回が九大芸工AO入試実技対策ゼミの最終回となります。その後福岡中央美術では、冬季講習会を経て、センター入試、翌日のセンターリサーチそして、

「九大芸工AO入試入試直前実技対策ゼミ」
http://www.fc-art.com/2014_ao.html
2015年1月20日(火)~1月30日(金)
13:00~20:00
午後・夜間それぞれの5日間×2 計4コース

が始まります。現在の申し込み状況で、既に教室のキャパシティの半分が予約にて埋まっている状況です。受講を検討されている方は、福岡中央美術HP(上記アドレス)から出力するか、お気軽に福岡中央美術まで資料請求をお願い致します。

2014年11月20日木曜日

公開コンクール第2弾

 11月も後半に入って、いよいよ推薦入試の時期となりました。実技制作は時間が長い分、いつも通りの制作がそのままうまくいくとは限りません。公開コンクールのような本番制作を事前に行っておくと自分の制作プロセスの再確認となるでしょう。

 今回はデザイン系のコンクールということで、静物デッサン・卓上デッサン・構成デッサンが開催され、多くの学生が参加してくれました。

 全体風景です。もう一つの別部屋で静物デッサンが開催されています。とても緊張感があり入試が近いことを感じさせますね。

 静物デッサンの様子。画面が大きいので全体を考えながら細部に入るようにしましょう。またデザイン系は特に形の狂いや構図の狂いに対して厳しいモチーフが出ていますね。皆さんそんなモチーフに負けないでくださいね!

 こちらでは関東私大で良く出題される手の構成デッサン。構成に掛かる時間を学生それぞれがしっかり考えて制作しないと、良い構成だったけど完成しなかった作品が毎年ありますね。皆さんご注意を。

 全体総評と授賞式が終わった後は、各コースに分かれて講評です。順位も大切ですが、今の自分に足りないところや評価されているところをしっかりと把握することがとても大切です。

 卓上デッサンと静物デッサンの講評の様子です。基礎デッサン課題だからこそ、今まで学んできたことが如実に画面に現れていて評価しやすい課題でもあります。今回の講評で気付いたことを次の制作に生かしてほしいですね。推薦入試が近い人は、ここからまだ実技力は伸びます。焦らず頑張りましょう。

2014年11月4日火曜日

11月3日無料デッサン講座

 11月3日(祝日)に福岡中央美術では、無料デッサン講座が開催されました。
この時期は推薦入試の学生も多く、個別課題を希望している学生も多くいました。各高校で対策されているので、入試内容はしっかり把握してたのは頼もしい限りです。福岡中央美術のような予備校での専門アドバイスも生かしながら受験に向かってほしいですね。

 石膏デッサン制作の様子です。継続して参加している学生は、明らかに実技力が伸びていますね!本人も感じている様で、制作・アドバイス・修正・制作がスムースでとても楽しそうでした。すべての実技がそう行く訳ではないですが、そのような制作に出会うと講師もうれしいですね。

 卓上デッサンの制作の様子です。推薦入試を控えている学生は真剣そのものです。制作時間と完成度のバランスに対しても自覚が出てきたようでした。少しずつ微調整で良いので、この調子をキープして欲しいですね。

 遠方から来た学生には、志望校別に担当講師が、入試相談を行っています。今まで描いてきた作品のアドバイスから、今後の勉強方法など、もし福岡中央美術に通えなくてもどのように勉強したら志望校に合格できるか親身に相談しています。もちろん福岡中央美術に通った方が良いと自負しています!

 九大芸工志望者も実技対策ゼミばかりでなく、時間が空けば無料デッサン講座を受講して、少しでも実技力アップを図っています。熱心ですね!学科も当然頑張ってくださいね。

 福岡中央美術の2014無料デッサン講座は12月14日(日)が最後の講座となります。冬季講習会前に福岡中央美術の雰囲気と講師の指導を体験されたい方は是非参加してみて下さい。

九大芸工AO入試実技対策ゼミ第3回

 皆さんめっきり秋らしくなって、少しずつ冬の気配を感じます。半袖から長袖、そして羽織りものと服装も冬支度です。皆さんの冬に向けての受験勉強は万全の支度をしていますか?
今日は先日11月2日(日)に行われた「九大芸工AO入試実技対策ゼミ」第3回実施の様子をお伝えします。

 全5回の講座の内、全ての設計に通底する描写基礎の授業を行っています。第3回ということで前2回の総まとめとしての授業にもなっていますね。

 前回から通じて行ってきたデッサン描写の基礎ポイントを再度受講者に分かりやすく解説しています。求められる画面でのわかりやすさ、伝わりやすさ、アピールを受講者各自が理解してデッサンを制作しないといけません。

 制作終了後は、全体が見えるように作品を並べての講評となります。大切なことは、ここで一喜一憂しないことです。今の自分の立ち位置を確認し、入試までの時間を逆算し、自分の学科力を把握し、分析的に受験に向かうことが何よりも大切です。うまくなった、上手だった、うまく描けなかったは、その場での感想にすぎません。目的は来年の1月です。

 そんなことが心配無用なくらい、受講者の皆さんが真摯に耳を傾け、次回の制作につなげようとする姿勢が見て取れました。やはり多くの受講者で制作していることは、限りなく入試本番に近い状態で行えている安心感があるのでしょうね。

九大芸工AO入試直前実技対策ゼミ

 12月までの「九大AO入試実技対策ゼミ」が残り2回で終了となります。九大芸術工学部を目指す皆さんは、その後センター試験に向けて学科勉強に重点が置かれると思います。その後の「2014(2015年入試)九大芸工AO入試直前実技対策ゼミ」のご案内です。
 福岡中央美術では、毎年多くの九大芸術工学部合格者を輩出しており、昨年は23名の合格者を出すなど、実技対策予備校として実績NO.1を誇っています。今年もその入試直前の実技対策ゼミのご案内・リーフレットが出来ましたので、参加希望・資料送付希望の方は福岡中央美術までお電話かメールでご連絡頂きたいと思います。
 尚、ホームページでも11月10日(月)以降にてご案内させて頂きます。其方も是非ご覧ください。