2017年1月30日月曜日

佐賀県高等学校デッサンコンクール

 1月29日(日)はあいにくの空模様でしたが、福岡中央美術の講師陣で、佐賀県高等学校デッサンコンクールの審査と講評に行ってまいりました。
 会場に到着すると、すごい参加者の数と熱気に圧倒されました(デッサンしてますから皆さん冷静なんですけどね)!
 先生方もしっかりと運営・裏方、そして分科会討論と大変熱心な一日を見せてもらいました。私たちも気を引き締めて採点に臨みました。石膏デッサン、卓上デッサン共に100点を超えた作品数で、なかなか伯仲した技量の作品の優劣を決めるのは難しかったですね。
 4時間の制作時間数で、うまくかけた子もいれば、うまく描けなかった子もいたと思います。コンクールなので残酷ですが順位をつけなくてはなりません。もちろん順位が励みになる子もいますし、その後に訪れる大学入試を思えば、とても良い機会だったのではないでしょうか。
 選んだ作品は、いずれも画面の中で光るものが多いものでした。時間に追われることなく、ゆったりとおおらかなデッサンを選んだつもりです。皆さん今回の経験を生かして、普段の制作にぜひ生かしてほしいと思います。
 
こんな素晴らしい盾と賞状が頂けるとは!逆に審査員として緊張してしまいました。

作品点数が多いのですが、流したりせず丁寧に評価点を遵守しながら選んでいます。

講評会では、優秀作品を前に、審査した観点をわかりやすく述べ、特に最優秀と次席について講評しました。

卓上デッサンは石膏デッサンよりも多く、審査は非常に悩みました。それだけ頑張った作品が多かったようです。

2017年1月24日火曜日

佐賀大学入試対策について

 福岡も寒い日が続きます。受験シーズンなので皆さんくれぐれも体調管理に気を付けて志望校合格を目指しましょう。

 本日は少し佐賀大学入試についてお話ししたいと思います。佐賀大学は、福岡教育大学と並んで、福岡の学生にはなじみの深い国立大学です。特に福岡教育大学が特美(生涯芸術スポーツ課程)が募集停止となってからは、専門的に芸術造形を学ぶ国立大学として人気が高まっていますね。
 しかも昨年からは大幅な改組が行われ、佐賀大学芸術地域デザイン学部として再出発を果たしました。指導をされる先生方もぐんと若返り、今の時代を切り取り、学生と一緒に大学も育つ。そんな気概を持つ大学に変貌したように思えます。
 大学自らが魅力ある組織として変化し、その変化を前向きに捉えて、進学希望者が増え、そして優秀な人材が、大学で学び学外の発表で更に成果を得る。このような好循環が今の佐賀大学にあると言えます。

 そんな魅力ある佐賀大学なので、今現在の入学希望者は、受験においてしっかりとした対策を取り、基礎力を身につけないと合格を勝ち取ることが出来ません。本日はその入試内容の中でも石膏デッサンについて少しお話ししたいと思います。

 昨年の大学改組によって入試にも変化が現れました。その中では石膏デッサンは数年来変わらない出題として取り上げられています。それは何よりも基礎的な造形力を見たい大学側の表れであると言えます。以前は、3時間の石膏デッサンと選択課題3時間が出題されていた時期もありましたが、現在は6時間で石膏デッサンを行います。3時間の石膏デッサンと6時間の石膏デッサンでは何が違ってくるか。これは基礎力の判定に大きな違いが出てくると言えます。最初あまり感じなかった形の狂いや立体感の乏しさも、時間を経るにつれて顕著に画面に現れてきます。時間をかけて完成度を上げるためには、序盤の確かな眼と修正が必要になってきます。

 現役生の学生からよく聞かれる質問で、「浪人生と違いそんなに石膏像を描いていないので、知らない石膏像が出題されたらどうしよう…」「高校の美術教室には石膏像が少なくて同じものしか描いていないのですが…」。

 確かに石膏像を知らない不安はあると思います。けれども大学の先生方は石膏デッサンを通じて、「石膏デッサン又は静物着彩で素描力,造形力をみます。形の正確さや質感, 量感,色彩感などから造形活動に必要な力を身に付けているかを総合的に評価します。」(募集要項より)。前述から考えると、一つの石膏像でも、正しい構図の入れ方、正確な形の捉え方、光源を適正に把握した量感等、学べることはたくさんあります。決して「描き慣れていること」が評価の対象となっているわけではありません。むしろ一つの石膏像でも、観察する角度や、光源を変化させたり様々な学びの提案が出来ると思います。

 福岡中央美術では、入試までの不安を抱えた学生と、しっかりとした基礎力を持った学生が欲しい大学の橋渡しをしています。決して合格対策だけをやっているわけではありません。大学入学後の学びを広げる基礎力を受験までに養成する「学校」です。
 皆さん今からでも是非実技相談に来てほしいと思います。

2017年1月22日日曜日

九州大学芸術工学部 AO試験直前対策ゼミ 第1期終了

 西新パレスホールで開講中の「九州大学芸術工学部 AO試験直前対策ゼミ」の
2017年1月17日(火)から1月21日(土)までの 第1期3コースが終了しました。

 蓄積されたデータと経験に基づいた実践課題の連続で、非常に内容の濃い講座となっています。多数のライバル達の中で課題に答えていく様子は、本番さながらの緊張感です。
 特に早くから基礎を学んできた受講生は、確かな手ごたえを感じているようです。



環境設計学科の対策の様子。入試に準拠した素材の扱い方を習得していきます。
1月23日(月)からは後半の2期3コースが始まります。

 直前ゼミでは、現役九大芸工学部生の学生講師にも参加してもらっており、講師陣一丸となって指導に当たっていきます。

 藝大・美大受験福岡中央美術は九大芸工AO試験対策では唯一、第一の講座です。
 毎年、九大芸工AO試験の合格者の大多数が藝大・美大受験福岡中央美術、九大芸工AO試験ゼミの受講者です。

 九大芸工AO入試合格へのラストスパートを一緒に頑張りましょう!



2017年1月17日火曜日

九大芸工AO試験直前ゼミいよいよスタート!

 2017年1月17日火曜日の朝9時よりいよいよ九大芸工AO試験直前ゼミが西新パレスホールで開講になります。多数のAO試験受験生の受講があり福岡市中央区薬院の藝大・美大受験福岡中央美術とは別教室になります。

 藝大・美大受験福岡中央美術は九大芸工AO試験対策では唯一、毎年の試験内容と結果
対策の為の多くの指導データを持っています。そして九大芸工AO試験の毎年、合格者の大多数が藝大・美大受験福岡中央美術、九大芸工AO試験ゼミの受講者です。
 本年も東京、名古屋、日本各地から受験生が藝大・美大受験福岡中央美術の九大芸工AO試験直前ゼミに参加しています。
 鉛筆の削り方や用具の使い方、構図の取り方等まずは基本から一人一人に指導していきます。
  講座ごとにに複数の講師が指導にあたり受講生のスキルを一気に上げていきます。

藝大・美大受験福岡中央美術、2017年直前講習会。

 藝大・美大受験福岡中央美術の入試直前講習会が2017年1月10日月曜日から始まり、1月14日土曜日、15日日曜日のセンター試験も終わりいよいよ本格的にスタートしました。
デザイン・工芸科 油画・教育系、日本画コースそれどれに 国公立コース、関東私大コース、私大コース課題を個別に準備し受験の個別に面談を行い、各講師の先生は受験生にアドバイスとエールを送ります。
 現役高校2年生、1年生も受験生の緊張感と熱気の中でいろいろ学んで進路の糧にしていきます。








2017年1月9日月曜日

藝大・美大受験福岡中央美術、冬季講習会第3期終了しました。

 2016年12月18日日曜日から始まった冬季講習会も2017年1月8日日曜日で終了しました。
大分県や佐賀県からも受験生が受講し、学生講師や新しいデザイン科の講師が参加したりと
にぎやかな講習会でした。藝大・美大受験の為の充実した講習になったと思います。
 センター試験が14日、15日に迫っています。
いよいよ受験本番が近づいています。藝大・美大受験の本番はもうすぐです。
今までの実習、講習会で鍛えた腕と心で挑戦していきましょう。

デザイン科最終日の講評会の様子。

デザイン科講師の講評です。1点1点丁寧に問題点やとても良い点を見極めて話してくれます。

油画コースの最後の課題。

 最後の作品の詰めは、対象物も観察することももちろんですが、作品自身の中で完成を考えながら描かないといけませんね。

 今年はセンター試験が早いので、暦の並びで明日より直前講習会が始まります。引き続き良い緊張感で臨みましょう。

2017年1月5日木曜日

藝大・美大受験福岡中央美術の冬季講習会第3期始まりました。

 あけましておめでとうございます。
 2017年1月4日水曜日より藝大・美大受験福岡中央美術の2016年度の冬季講習会第3期がスタートしました。お正月の3が日が明けたばかりですが、気持ちも新たな冬期講習の始まりです。
 担当の講師の多くなり、受験の緊張と技術の多くを学べる冬季講習会になっています。

 此処だけはお正月の風情があります。毎日が同じ光景だと受験生も味気ありません。季節感は大切にしたいですね。

  しかしアトリエは、受験生の緊張感でスタッフも怒られてしまいそうな勢いです。受験校別の課題に取り組んでいるので、自己との戦いです。

 デザイン科では、浪人生に交じって現役生も多く参加して制作しています。講習会ならではの風景です。講評で現役高校生、浪人生と一緒に講評することで、自分に足りない構成力や表現力に気づく一番大切な時期といえるでしょう。

  絵画系・油画系のコースでは、昼間制作後、夜間も受講する学生もいます。この時期にぶれない表現力を獲得するべく頑張っています。体調管理にはくれぐれも気を付けてください。
モチーフが新鮮なので、そのフレッシュな表情を画面に定着したいものですね。

 自分で見えていなかった部分を講師が丁寧に気付かせてくれます。決して手取り足取りではなく、少し次のステップに上らせるようにアドバイスを行います。必ず自分で考えて手を動かすことを覚えてもらう為です。

 新年に入って、みんな受験の顔つきに変わってきました。決して気負わずに自分の歩みを進めていきましょう。