石橋美術館入口の前でパチリ。今回の企画展は「画家のことば」と題して、作品とその作家の発した言葉とともに鑑賞する試みです。
案外青木繁の全貌を知らなかったりと、不勉強でした。下の写真は皆で青木繁になり切るコーナーのセットです。宅急便の皆様がこのセット前でサメの浮き輪を抱えているスナップは良かったですね。浮き輪たちもちゃんと垂れるように、空気半分くらい抜いてあったし。恐るべし学芸員のリアリティ。展覧会を見て感じたのは、案外初見の作品が多かったこと。結構ネットなどで、さまざまな作品を見た気になっているけど、改めて近隣の美術館での再発見は良かった!特にスーラージュと宇治山哲平の作品はとても魅力的でした。抽象性の中にもほのかに残る具象(宇治山)が、見る側の解釈に広がりを与えてくれます。テクスチャも不思議な可愛さもあり。スーラージュは、写真やモニターでは、ブラックの強さや張りは伝わりづらいのかな?小さい作品ながらも強い緊張が画面から伝わりました。
坂本繁二郎は、あまり好きな色調ではないのですが、滞欧中の風景と人物を題材とした作品は色彩とマチエールが重厚にマッチしていて(そして額縁も!)、見飽きない作品でした。
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