2017年2月17日金曜日

いよいよ直前期も追い込みです。

 国公立大学前期入試も間近になってきましたね。福岡中央美術の直前講習会も佳境を迎えましたね。講師陣も生徒も志望校合格に向かって日々画面に向かっています。

 近年は美術系入試においても国公立志向が高まってきました。もちろん以前から国公立といえば、東京藝術大学、京都市立芸術大学、金沢美術工芸大学、愛知県立芸術大学、沖縄県立芸術大学など全国的にも「芸術・美術!」といった大学は人気は高いものでした。2000年前半でも東京藝大は30倍、20倍の高倍率でしたし、進学するためにはかなりの技術の習得が求められていたので、浪人する学生、多浪する学生が多くいました。

 現在の国公立大学の人気というのは、前段の大学もそうですが、地方国公立大学に脚光当たっているようです。福岡でいえば九州大学芸術工学部や佐賀大学然り、尾道大学や広島市立大学等もあげられるでしょう。ちょっと遠いですが、秋田公立美術大学等も一時期田中大臣で話題になりましたが、しっかりと地元に根を張って人気が高いようです。

 理由としては、各地域の中でのトップ校であること、学費が安いこと、情報格差が以前に比べて格段になくなってきているのかなと感じます。それらに加えて、現在の就職率の改善傾向が後押ししているようです。地元や地域の中で就職や社会生活を考えた時に、地元の大学で企業や公的機関と連携のある地域のトップ大学であれば、十分魅力的だと言えるでしょう。そのような状況を考えた時に保護者や本人、高校の進路指導も上記で挙げた大学が志望校に入ってくるのでしょう。もちろん全国的な知名度の企業や、個人で活躍するデザイナーや作家を輩出しているのは、東京芸術大学や武蔵野美術大学、多摩美術大学など東京に集まっている大学なのは事実です。

 それだけ現代において自分の活躍すべき世界が多様に広がり、学びの選択の幅が広がってきたのだと思います。その最前線が、ここ数日来のアトリエの状況で、各国公立大学の入試内容が多岐にわたり、講師陣は個々の学生指導に頑張っています!

あともう少しで入試本番です。皆さん頑張ってほしいですね!

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